2017年12月9日。都内某所にて第6回クォータースターコンテスト(通称QSC6)の結果発表及び授賞式が行われました。15分編集ナシの動画作品で競い合う「演劇×映像の祭典」として開催されるこのコンテストに、BITE編集部も協力団体のひとつとして参加しています。グランプリ候補としてノミネートされた動画は全部で11作品。このインタビュー取材はQSC6の結果発表を踏まえた形で敢行しました。各ノミネート団体の生の声に触れて頂き、もし宜しければアナタお気に入りの一作や気になる団体を探してみて下さい。

クォータースターコンテストとは? QSC6の結果詳細は? などなど。QSCについてもっと知りたい方はコチラ

ノミネート団体

廃墟文藝部

ノミネート作品『モノカキ』

– 作品が作品なので、誰からも評価して頂けないことを覚悟して授賞式に臨んだのですが、行定さんから評価を頂けたことを光栄に思います

中野劇団

優秀作品賞『隣人が』

– QSC用に一から作ろうと決めて臨み、生みの苦しみを味わった作品でした

サトユウスケ

ノミネート作品『brother

– いわゆる「静かな演劇」と呼ばれるジャンルを目指しました。こういう作品もあるよと、気軽に観られるのがYouTubeだと思うので、その辺りのことを観て頂けたら

コマエンジェル

ノミネート作品『夢の妖精』

– 暑苦しさと、うざくて気持ちが悪いけど何故か爽快になるような、ちょっと新しい感じの爽快感……が、あったらいいなと(笑)

山西竜矢(劇団子供鉅人)

第6回QSCグランプリ/彩高堂賞
『さよならみどり』

– とりあえず今の自分が作りたいものを素直に作品化したというのが正直な気持ちです

Takashi Yamamoto

イーオシバイ賞『世襲ヒーロー「タナトスマン」』

– 自分自身が作りたいものを誰か一人にでも届くように作ることが大切なのだと、今日改めて感じました

24EP

BITE賞『泳ぐ女』

– 特に何かを伝えなくてはいけないとか、これを受け取って欲しいとか、そういうことではなく、ただ傍らにあり一緒に感じるだけの作品だと思っています

前田斜め

優秀作品賞『僕は風になって君の家に入り込むから窓は開けておいてくれ。もし開いていなかったら上空で待機して君が家から出てきた瞬間に吹くよ。』

– 非常に悔しいですね。有り難いことですけど、感想を一言で言えと問われたら、やはり悔しいです

大浜直樹・LIVES

ノミネート作品『遭遇』

– ええ歳したおっさんの顔面アップに耐えられるのであれば、中身は面白いので、そこさえ頑張って頂ければ。ポップな作品だと思うし、難点はまぁ、おっさんの顔ですね

くちびるの会

げきぴあ賞『ポスト、夢見る』

– この作品を通して、消えてゆく風景というものを描きたいと思っていました

ハセガワアユム(MU)

観劇三昧賞/Next賞
『YoutuberのSaecomが渋谷のハロウィンではしゃいでると親戚のおじさんと未知との遭遇』

– 実はこれ、台本もないんですよ。その生々しさとか空気感とか、ハロウィンの臨場感とか、そういうものが混ざり合い、上手く騙されてくれたらすごく嬉しいです

[文]園田喬し [撮影]鏡田伸幸