左から、雑賀克郎(出演)、石橋政人(出演)、登守英生(出演)

1.QSC6授賞式を終えて、今の気持ちを一言。

石橋 観て下さった方の視点が様々で、かつ納得が出来るので、コメントを聞いているだけでもすごく勉強になりました。僕らノミネートされると全く思っておらず、それだけでもラッキーでしたし、皆さん脚本が良かったと仰ってくれて、改めて脚本の力というものはすごいなと。うちの代表(大浜直樹氏)が作・演出をやったのですが、僕らも脚本には絶対的な信頼を持っています。今回初めて応募させて頂いたのですが、来年も是非開催して欲しいというか、もう一回リベンジしたいといいますか……、すごく応募したい。

2.改めて「今作の見どころ」をアピールして下さい。

登守 どうなんですかねぇ。ええ歳したおっさんの顔面アップに耐えられるのであれば、中身は面白いので、そこさえ頑張って頂ければ。ポップな作品だと思うし、難点はまぁ、おっさんの顔ですね。

石橋 ラジオドラマみたいに目をつぶって観てもらえたら(笑)。

3.QSC6に参加して受けた「刺激」があれば教えて下さい。

石橋 刺激はものすごくありました。普段やっている演劇と全く違うので、見せ方には無限の可能性がある。15分にまとめるのも、ノーカットでやるのも、めちゃめちゃ頭を使います。ノミネートされた作品は全てそうだと思うけれど、どれも緻密に計算されているし、僕らとしてもやり甲斐がありました。

雑賀 基本的に舞台ばかりやっているので、映像だと嘘でもいいからカメラに入りきる距離感で話さないといけないとか、その辺は慣れていかなきゃいけないのだと思います。うちの劇団はリアルなアクションが求められるので、変な距離で芝居をしたら殺されるほど怒られます。

4.今後の抱負、もしくは次回活動予定について。

石橋 大浜直樹が脚本・演出を担当する舞台『瀬戸の花嫁』が2018年1月〜2月にあります。今後の抱負は……。

登守 え? 私? 私は悲観的なことしか言わないけれど、そうですねぇ。ええ歳したおっさんが抱負というのも恥ずかしいですが、若い人たちに負けないよう頑張りたいです。

ノミネート作品『遭遇』