演劇の話をしませんか?
編集長の園田です。この度BITE編集部による出張型イベント【BITEキャラバン】を開催することになりました。簡単に言えば「BITE編集部が出張する企画(←そのまんま)」です。小劇場演劇を積極的に支援する私達らしく、色々な演劇情報を、聞いたり、話したり、勧めたり、勧められたりしながら“演劇情報を介したコミュニケーション”を楽しみたいと考えています。普段演劇をご覧になる方や演劇関係者はもちろんのこと、演劇と縁遠い方のご来場も大歓迎です。日本では多種多様な演劇が日々上演されています。個性豊かな公演チラシを眺めるだけでも結構楽しいですよ。このイベントで大事にしているのは「演劇の話をすること」です。演劇に詳しい必要はありません。どうぞお気軽に遊びにいらして下さい。
[前回のこと]11月20日(火)に開催しました。青年団リンク キュイ主宰の綾門優季さんとガッツリ話したのは、実は数年振り。初めて会った時は(雑誌の取材でした)まだ大学生でしたが、その時も今も変わらず、いつ会っても聡明な語り口が印象に残ります。19年1月開催の合同フェスティバル『これは演劇ではない』は、その年の、そして近い未来の小劇場シーンにおいて価値のあるフェスになる予感が。ここで「何をもって演劇なのか?」という回答を求めるのではなく、むしろ「ここから演劇について共に考えよう」という姿勢が見出せたら、このフェスは面白い展開を見せるような気がします。僕自身は、演劇であろうがなかろうが、それ自体はあまり気にならないので、とにかくこの6団体が投じる作品群を生で観てみたいです。舞台制作者の仙波瑠璃さんは、無隣館若手自主企画・木村和博企画『いっぱいいっぱい讃歌』の告知に来てくれました。若手演劇人の活躍は非常に嬉しく、こういうところにも無隣館の盛況が窺い知れます。会場のアトリエ春風舎は、ある種登竜門的存在でもあるので、期待をして観に行くつもり。ちなみに春風舎は12月〜19年3月まで無隣館関連の公演が多く、若手を発掘する楽しみがありそう。
[簡単に趣旨説明]BITEは「場所」に憧れています。演劇人やお客様などが集い、情報交換や交流などが出来る場所で「最近観た面白い演劇の話」や「これから観る演劇の話」が出来たら良いなぁと。更に言えば、そこでチケットの売買なんかも出来たらもっと良いのに……と思っています。始めたばかりですので、まだまだ未知数の部分もありますが、ゆるやかな空間に、ゆるやかな気持ちで、遊びに来て頂けたら嬉しいです。皆様と一緒にキャラバンを充実させ、ある種の「観劇に関する中継地点」として発展させられたらと考えています。
[日時]12月11日(火)15時〜21時(※11日以降も月2回程度を目安に継続して開催予定)
[場所]くすのき荘 1階MOKUCHINロビー(〒170-0012 東京都豊島区上池袋4-20-1)
[こんなことをやります]
- 『BITE』編集長の園田喬しがその場所にいます! ……なんて威張って言うことではないけれど、とにかく園田が常駐します。最近観た演劇の話をしたい方、お勧めの演劇情報を知りたい方、どうぞお気軽にいらして下さい。「これから観劇を始めたい」、「最近観劇にハマりつつある」という方も大歓迎! 話せることは何でもお話します。
- 次回公演の情報宣伝をお手伝いします。ご来場頂ければチラシ(30部程度)をお預かりすることも出来ますし、公演情報をSNS(Twitterアカウント @BITE_edit)で告知させて頂きます。公演情報だけでなくワークショップや人材募集などの告知も可。お預かりしたチラシは次回以降のBITEキャラバン開催時に興味を持たれたお客様へお渡しします。
- これから上演される園田お勧めの公演を厳選してご紹介します。
- 演劇雑誌『BITE』バックナンバーを販売します。
- その他、「キャラバンで出来そうな面白いコト」があれば、積極的にトライしていきたいです。どうぞご期待ください!
[お知らせ]毎回のんびりやらせて頂いているBITEキャラバンですが、半年ほど継続し、ほんの少しだけ慣れてきました。そこで、もし「私達の場所や空間でもBITEキャラバンをやって欲しい!」という方がいらっしゃいましたらBITE編集部までお声掛け下さい。この企画は「出張型」と銘打っていますので、行ける限り色々な場所へ出張してみたいと考えています。店舗、会議室、劇場、アトリエ、ちょっとした空間で開催可です。その際は、その場所が持つ特性や雰囲気とコラボしたアイディアを検討します。ご興味のある方は、一度キャラバンへお越し頂くか、当サイトの問い合わせフォームからご一報をお願いします。
投稿者プロフィール
- ○演劇ライター、編集者、演劇雑誌『BITE(バイト)』編集長。2005年より演劇専門誌『演劇ぶっく』の編集部員として国内現代演劇の最先端を取材。演劇ぶっく副編集長を経て、現在は演劇雑誌『BITE』を発行、マスメディアの取材対象になりにくい小劇場シーンを積極的に取り上げている。この他、演劇情報媒体での執筆や演劇関連事業に携わるなど、その活動範囲は多岐に渡る。年間観劇数は150〜200本程度。落語、散歩、文鳥が好き。