僕になるのかな。コンテンポラリーダンスのコンペやフェスは昔からよくあり、特に珍しい企画ではないけれど、それら既存のスタイルと全く違う形でやってみたいというのが、僕の個人的な野望。例えば『可能性の獣たち2017』の公演チラシにはプロフィールが一切書かれていない。当日パンフも配りません。その代わり、作品を上演する前にコンドルズと同じ要領でキャスト紹介をしました。今踊っている人が誰なのか、お客さんにはっきり分かるように。そして、ロビーでは各団体のブースを出し、そこで団体資料や次回公演のチラシを配る。あるいは過去公演のDVDや団体グッズを販売する。そういうところにこだわりを持っています。コンドルズで培ったメソッドを『可能性の獣たち』に突っ込む。それと、良平さん発案の「フェスへの参加はカンパニーのみ」という縛りも面白かった。